category:クラシックギター
こんばんは。
2月に入ってからコンサート、レッスンといろいろギターを教わる機会が多くて充実していたように思います。
まずフォレストヒルがギター・マンドリンフェア中ということで、サロンコンサートがたくさんありました。しかも演奏者はフォレストヒルミュージックアカデミーの講師陣ということで、毎回コンサートのたびにいろいろな発見があり、とても勉強になりました。
2日 池田慎司先生
3日 中野義久先生
5日 レオナルド・ブラヴォ先生
9日 藤井眞吾先生
12日 竹内竜次先生
さらに8日は池田先生のレッスン、10日は藤井先生のレッスンを受けました。10日・11日は藤井先生の公開レッスンだったので、他の方のレッスンも聴講して勉強させてもらいました。
また17日は知り合いのギタリストさんの無料コンサートにも誘われて行きました。
こんな感じで今月は特にギター密度が高かったように思います。
少しずつ振り返ってみます。
まずサロンコンサートではどの先生方もさすが、素晴らしい演奏をされました。
池田先生は古楽器で何曲か演奏されたんですが、『アルハンブラの想い出』を古楽器の響きで弾くと何とも言えない抒情的な感じになって…池田先生のテクニックあっての音色ですが、古楽器の魅力に気づきました。
またブラヴォ先生はどうも右手の指頭にワセリンを塗っていると言っていました。確かにブラヴォ先生の音色はとてつもなくまろやかで綺麗です。僕も指先のコンディションがイマイチなときはハンドクリームを塗ったりしますが、どうやらこういった工夫も必要みたいです。しかしブラヴォ先生はうますぎる…。
それから藤井先生のコンサートではロマン派の音楽の良さに気づけました。メルツ、コストなど今まであまり弾いてこなかった作曲家に少し興味がわいてきました。
竹内先生のコンサートでは「この人のフォームをお手本にしよう!」というくらい先生のフォームを観察しました。右手、左手ともにとても参考になりました。というのも、竹内先生のコンサートの前にレッスンで左手のフォームの矯正を指示されたからです。竹内先生のフォームを見て、あぁこれが理想だな、と思いました。あと個人的に中野先生のフォームもかなり理想的だと思いました。
次にレッスンで学んだことです。
8日、池田先生のレッスンではタレガの『前奏曲第5番』を見てもらいました。ここで教わったことは、
・音をレガートにつなげること(横にメロディが流れる曲だから、音の長さを十分に感じること)
・音はその長さ分をしっかり意識して聴くこと(16分音符などを焦って音が切れ切れにならないように)
・低音を動かす時もメロディの音を聴いていること
・ハイポジション(12フレット以上)を押弦するときは腕を自然に動かして押弦する前に楽な体制をつくっておくこと
音をレガートに弾く、というのは結構難しいです。今までの練習では一度弦をしっかり指頭でつかんで、深くタッチすることを意識してきました。しかしそれでは音がぶつ切りになるため、メロディをつなげる場合はなるべくこれらのホールド→撥弦を素早くすることが重要になってくるということです。でも絶対にはたかないように。音の芯が薄れますから…。
10日の藤井先生のレッスンでも同じ曲を見てもらいました。このとき教わったことは
・左手の肘の使い方(ポジション移動時にぐらついていると正確なフレットの場所がつかめない)
・スラー(左手各指は弦の真上に常にあるようにセットし、スラーは指を降ろすだけで行えるように)
・和音の中でもメロディはaで弾くなど目立つように
・最後のドミナントからトニックへ終始するところで、ritを十分に感じる
・付点8分+16分のリズム
・音楽的な強弱の付け方
・音を維持したり必要な部分をつなげるための運指
・消音(グリッサンド時に起こる倍音や共鳴をしっかり消音する)
などなど。左手はなかなか指摘されなかった部分を指摘されました。周りのギター弾きを見ると、できてる人と
できてない人が結構一目瞭然で、ここが左手の一つの安定条件だとわかりました。スラーについては日ごろの練習のやり方もまずかったみたいで(なかなかスラー練習してなかったし)、基礎練の一環として毎日やるべきだと思いました。昔とてもうまかった先輩に練習を見てもらったとき、「スラーは特に重要な技術」と教わったことを思い出しました。
技術的な問題、音楽的な問題などいろいろ学べたので、とても良い経験になりました。
他の生徒さんの公開レッスンを聴講するのもいい勉強になります。
特に先生の音楽的アプローチ・演奏上の注意点などが聴けるので、今後曲を弾く上で参考になりますし。
11日に公開レッスンの休憩中、藤井先生から基礎練習を教わりました。
内容は
・右手のアポヤンド・アライレ
・左手のスラー
右手のアポヤンドは弦を軽く押しこむような感じでi、m、aと順番にゆっくりやっていきます。このとき必ず撥弦の指以外は下の弦にセットしておくこと。それから手を動かさずに、指の運動だけで均一な音が出せるポイントを見つけることが重要です。アライレに関してはこれも、撥弦の指だけが根本から動くように注意。またa、m、iをそれぞれ①弦②弦③弦にセットしてアルペジオ(a、m、i、a、m、i、a・・・・)。これを4拍毎にアクセントをつける練習(a、m、i、a、m、i、a、m、i、a、m、i、)。
左手は小指が必ず弦に垂直になるようにし、人差し指は多少伸びても構わない(小指が一番力が弱く、人差し指は強いから負担がかかってもいい)。スラーを上向、下向、複合でそれぞれ2音のスラー、3音のスラー、4音のスラーとパターンを練習する。指は弦からなるべく遠く離れないように注意し、スラーは指をまっすぐ垂直に弦に下ろすようにして行う。これを⑥弦から①弦、ポジションⅠからポジションⅨまでそれぞれ指の間隔を感じながら練習する。
あと藤井先生からいろいろな曲を手当たり次第に弾け、と教わりました。初見で弾く能力をつけることが大事らしいです。1日10曲。さすがに社会人になったらこれは難しいかもしれませんが、とにかく簡単な曲でも一曲でも多く弾いて、いろんな作曲家の音楽に触れるべきだということです。
長くなりましたが、今回学んだことは今後も継続して重要な事ばかり。
しっかり思い出し反復練習を積んでいきたいです。
2月に入ってからコンサート、レッスンといろいろギターを教わる機会が多くて充実していたように思います。
まずフォレストヒルがギター・マンドリンフェア中ということで、サロンコンサートがたくさんありました。しかも演奏者はフォレストヒルミュージックアカデミーの講師陣ということで、毎回コンサートのたびにいろいろな発見があり、とても勉強になりました。
2日 池田慎司先生
3日 中野義久先生
5日 レオナルド・ブラヴォ先生
9日 藤井眞吾先生
12日 竹内竜次先生
さらに8日は池田先生のレッスン、10日は藤井先生のレッスンを受けました。10日・11日は藤井先生の公開レッスンだったので、他の方のレッスンも聴講して勉強させてもらいました。
また17日は知り合いのギタリストさんの無料コンサートにも誘われて行きました。
こんな感じで今月は特にギター密度が高かったように思います。
少しずつ振り返ってみます。
まずサロンコンサートではどの先生方もさすが、素晴らしい演奏をされました。
池田先生は古楽器で何曲か演奏されたんですが、『アルハンブラの想い出』を古楽器の響きで弾くと何とも言えない抒情的な感じになって…池田先生のテクニックあっての音色ですが、古楽器の魅力に気づきました。
またブラヴォ先生はどうも右手の指頭にワセリンを塗っていると言っていました。確かにブラヴォ先生の音色はとてつもなくまろやかで綺麗です。僕も指先のコンディションがイマイチなときはハンドクリームを塗ったりしますが、どうやらこういった工夫も必要みたいです。しかしブラヴォ先生はうますぎる…。
それから藤井先生のコンサートではロマン派の音楽の良さに気づけました。メルツ、コストなど今まであまり弾いてこなかった作曲家に少し興味がわいてきました。
竹内先生のコンサートでは「この人のフォームをお手本にしよう!」というくらい先生のフォームを観察しました。右手、左手ともにとても参考になりました。というのも、竹内先生のコンサートの前にレッスンで左手のフォームの矯正を指示されたからです。竹内先生のフォームを見て、あぁこれが理想だな、と思いました。あと個人的に中野先生のフォームもかなり理想的だと思いました。
次にレッスンで学んだことです。
8日、池田先生のレッスンではタレガの『前奏曲第5番』を見てもらいました。ここで教わったことは、
・音をレガートにつなげること(横にメロディが流れる曲だから、音の長さを十分に感じること)
・音はその長さ分をしっかり意識して聴くこと(16分音符などを焦って音が切れ切れにならないように)
・低音を動かす時もメロディの音を聴いていること
・ハイポジション(12フレット以上)を押弦するときは腕を自然に動かして押弦する前に楽な体制をつくっておくこと
音をレガートに弾く、というのは結構難しいです。今までの練習では一度弦をしっかり指頭でつかんで、深くタッチすることを意識してきました。しかしそれでは音がぶつ切りになるため、メロディをつなげる場合はなるべくこれらのホールド→撥弦を素早くすることが重要になってくるということです。でも絶対にはたかないように。音の芯が薄れますから…。
10日の藤井先生のレッスンでも同じ曲を見てもらいました。このとき教わったことは
・左手の肘の使い方(ポジション移動時にぐらついていると正確なフレットの場所がつかめない)
・スラー(左手各指は弦の真上に常にあるようにセットし、スラーは指を降ろすだけで行えるように)
・和音の中でもメロディはaで弾くなど目立つように
・最後のドミナントからトニックへ終始するところで、ritを十分に感じる
・付点8分+16分のリズム
・音楽的な強弱の付け方
・音を維持したり必要な部分をつなげるための運指
・消音(グリッサンド時に起こる倍音や共鳴をしっかり消音する)
などなど。左手はなかなか指摘されなかった部分を指摘されました。周りのギター弾きを見ると、できてる人と
できてない人が結構一目瞭然で、ここが左手の一つの安定条件だとわかりました。スラーについては日ごろの練習のやり方もまずかったみたいで(なかなかスラー練習してなかったし)、基礎練の一環として毎日やるべきだと思いました。昔とてもうまかった先輩に練習を見てもらったとき、「スラーは特に重要な技術」と教わったことを思い出しました。
技術的な問題、音楽的な問題などいろいろ学べたので、とても良い経験になりました。
他の生徒さんの公開レッスンを聴講するのもいい勉強になります。
特に先生の音楽的アプローチ・演奏上の注意点などが聴けるので、今後曲を弾く上で参考になりますし。
11日に公開レッスンの休憩中、藤井先生から基礎練習を教わりました。
内容は
・右手のアポヤンド・アライレ
・左手のスラー
右手のアポヤンドは弦を軽く押しこむような感じでi、m、aと順番にゆっくりやっていきます。このとき必ず撥弦の指以外は下の弦にセットしておくこと。それから手を動かさずに、指の運動だけで均一な音が出せるポイントを見つけることが重要です。アライレに関してはこれも、撥弦の指だけが根本から動くように注意。またa、m、iをそれぞれ①弦②弦③弦にセットしてアルペジオ(a、m、i、a、m、i、a・・・・)。これを4拍毎にアクセントをつける練習(a、m、i、a、m、i、a、m、i、a、m、i、)。
左手は小指が必ず弦に垂直になるようにし、人差し指は多少伸びても構わない(小指が一番力が弱く、人差し指は強いから負担がかかってもいい)。スラーを上向、下向、複合でそれぞれ2音のスラー、3音のスラー、4音のスラーとパターンを練習する。指は弦からなるべく遠く離れないように注意し、スラーは指をまっすぐ垂直に弦に下ろすようにして行う。これを⑥弦から①弦、ポジションⅠからポジションⅨまでそれぞれ指の間隔を感じながら練習する。
あと藤井先生からいろいろな曲を手当たり次第に弾け、と教わりました。初見で弾く能力をつけることが大事らしいです。1日10曲。さすがに社会人になったらこれは難しいかもしれませんが、とにかく簡単な曲でも一曲でも多く弾いて、いろんな作曲家の音楽に触れるべきだということです。
長くなりましたが、今回学んだことは今後も継続して重要な事ばかり。
しっかり思い出し反復練習を積んでいきたいです。
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プロフィール
HN:
ひえぇ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/09/24
職業:
エンジニア
趣味:
クラシックギター
自己紹介:
クラシックギター好きな社会人です。
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